愛隣コラム&ニュース


2011年08月22日 月曜日中国事情

中国のミニブログ

先般の高速鉄道事故や大連の石油化学工場の撤去を求めるデモ等でも、いち早くネット上に写真や動画が流れていたが、今中国の情報交換サイトとしてミニブログ『微博(ウェイボー)』が、ネット世論として注目されている。

登録すれば、無料で140文字まで書き込むことができ、中国版ツイッターとも呼ばれ、文章・画像・動画の投稿が可能、登録無料で自由にコメントや意見交換ができる。
個人的な意見なので信憑性に欠ける面があるので、情報を受け取る側は、何が真実なのか判断するのは難しいと思うが、インターネットの記事より情報が早く、ある意味本音の部分が書いてあるかもしれない。

2008年の北京オリンピックの時にツイッター、フェイスブック、ユーチューブが閉鎖したので、中国版ミニブログとして代表的な「新浪微博」は2009年に設立し、2年で登録者1億4000万人、書き込みは1日6000万件に上り、閲覧者が多いので情報の広まるスピードはとにかく早い。

このポータルサイトを運営している「新浪」と、Find Japan株式会社は、日本への本格参入を目的として業務提携し、日本の企業や著名人などの中国進出を支援している。
新浪微博の公式アカウント認証サービスは、著名人や有名企業のなりすましを防ぐため、認証基準を満たす個人や企業に対して、本人確認を行った上で公式アカウントの証である「Vマーク」を発行している。

中国本土において最も普及しているコミュニケーションツールとして、とくに若者の間で支持されている「QQ」と呼ばれるインスタントメッセンジャーがある。
携帯やメールと同じ感覚で使用され、先日行った無順の専門学校での学校説明会時のアンケート調査でも、9割の学生がQQコードを持っていた。

中国の検索サイト「百度(バイドゥ)」、ネットショッピングサイト「淘宝網(タオバオワン)」、コミュニケーションツール「微博(ウェイボー)」や「QQ」というように、中国へ進出するためのツールも増えてきているので、是非とも日本企業に中国市場にチャレンジして欲しいと思っています。