中国は「世界の工場」から「世界の市場」へ
2008年のリーマンショックから端を発し、欧州をはじめ先進国経済が不調にあえぐ中、2011年に日本を抜いてGDP世界第2位に躍り出た中国は、もはや「世界の工場」から「世界の市場」へと変貌し、その存在と影響力が大きく変わってきております。
1992年から当時の最高指導者だった鄧小平により改革・開放政策が始まり、国有企業改革、税制・会計改革、住宅改革、年金・社会保険など様々な改革を推し進め、2001年にWTOに加盟して「社会主義市場経済」の下、著しい発展を遂げてきましたが、初期の頃に中国に進出した日本企業は失敗に終わるケースが多く、今でもそのトラウマは残っているようです。
最近の中国も労働争議や賃金上昇などのリスクが顕在化してきているので、一概に進出すれば良いというものではありませんが、日本企業(特に中小企業)にとっては視点を変えて海外でのビジネス展開を検討するターニングポイントとして、先ずは市場調査と現地視察をお勧めいたします。
現地の企業との信頼関係や人脈は、直ぐにできるものではありませんので、中国進出を考えるに当たり、小さな初期投資で中国市場を知り、中国の動向を確認することが重要となります。
先ずは弊社独自のテレビショッピングのバイヤー折衝を通して、貴社の製品が中国で販売できるチャンスがあるか(テスト販売ができるか)、試してみる価値は大いにあると思っております。
中国視察 中国に進出したい企業(経営者)を応援いたします!
中国進出をご検討されている企業(経営者)のために、その「第一歩」をサポートさせていただきますが、事前にご面談をして弊社がお役にたてるか判断させていただきます。
発展著しい遼寧省瀋陽市を中心に、現地で構築した販売ルートや工商業聯合会の人脈を生かし、『目的に合わせた中国視察』をご提案させていただきます。
メーカーでもない中小企業の弊社が、今後のことを考えて中国進出にチャレンジし、現地でビジネスをしているからこそできる『生の中国』を体感していただきます。
今の中国はどうなっているのか、中国市場とはどんなものなのか。中国は広大ですので、どこを・どのように見るか、どのような中国ビジネスマンと会うか」によって、中国進出の印象は、かなり変わってしまいます。
視察内容の例
- 瀋陽市大東区工商業聯合会及び同業者との面談・懇親
- テレビショッピングのバイヤーとの面談(事前折衝が通った場合)
- 日系・韓国系企業(工場)の訪問と面談
- 弊社提携先の中国人向けの幼稚園の視察
- 現地及び日系の大型百貨店・量販店の見学
- 開発物件および不動産販売物件の見学
- 瀋陽故宮、九・一八歴史博物館等の観光
- 瀋陽の繁華街の見学
- 宿泊ホテルは5つ星(シングルユース)
- 食事は全食付き(現地ならではの多種多様なお店を厳選)
弊社社長は、瀋陽市大東区工商業聯合会の名誉会長に就任しておりましたので、瀋陽市政府系列および中国の企業経営者・視察参加企業の同業者との面談、交流会をセッティングすることが可能です。
アイリンサポートは、日本の商習慣を理解しているスタッフが日本側の目線に立って中国企業との商談、取引交渉をサポートいたします。
経営者・社員のための中国語webレッスン
- 短期間で中国語を身につけたい方
- スクールに通えない方
- 自分のペースで学習したい方
このような方におすすめのe-ラーニングをご紹介できます。是非ご相談ください!
習慣の違い
日本は周囲を海で囲まれた島国ということもあり、世界的に見て独特な文化を持っているので、日本では常識的な事でも、外国では違っているケースが多々あります。
どの国でも独自な習慣や物事の考え方があるので、「郷に入れば郷に従え」中国では「入郷随俗」のことわざ通り、良し悪しは別にして、中国でビジネスをするためには、理解しておかなければならないことが結構あります。
中華料理でも大きくは北京・上海・広東・四川に分かれているように、中国は広大ですから地域によっても違いはありますが、私が体験したことで一部例をあげておきます。
中国人の気質
- できなくても、たいていの事は「できる」から始まります。
- ほとんど知らない人でも、少し知っていれば、「その人は知っている」と答えます。
- 中国は基本的に個人主義の方が多く、自己主張が強いので、自分の意見はハッキリと言い、行動力が早く、ビジネスは動きながら考えていくことが多いです。
- 信頼されるまで時間はかかりますが、一度受け入れられると義理、人情にとても熱い方が多いです。
- 法律ができれば、その対策を考えます。
ビジネス(商談)
- 中国の方は自分の意思をハッキリと伝えてくるので、中国での商談は相手に気遣いながら言いたいことをストレートに言わない日本独特の言い回しは避けた方が良いです。
- お互いがプラスなら、初対面でも商談から成約までのスピードはとても早いです。
- 中国では、とても良く褒められます。人を褒めるという行為は、コミュニケーションをするうえでの潤滑油となります。(リップサービスが上手です)
謝罪
- 中国の方は簡単には謝りません。
- 謝ることでこちらに非があると認めたと思われ、責任問題に発展する場合もあります。
- 中国では日本のように「すみません」の安売りはしないようにして、堂々と自分の意見を言って議論していると、どこかに着地点が見えてきます。