愛隣コラム&ニュース


2012年07月31日 火曜日アイリン活動レポート

日中韓三国通販大会(韓国開催)

韓国 (ソウル) にて、7月4日から5日に 「アジア・ダイレクト マーケティング ビジョン 2012 (日中韓三国通販大会) 」 が開催され、歓迎宴と全体講演、分科会、CEOフォーラムに参加しました。

このイベントは、日本・中国・韓国の業界団体である日本通信販売協会 (JADMA)、中国電子商会(CECC)、韓国オンライン・ショッピング協会(KOLSA) による業界間の交流拡大を目的として共同開催されました。

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                  参加した日本企業


全体講演では、韓国の 「KOLSA会長、イ・キヒョン(インターパーク)代表」 、中国の 「CCTV中視テレビショッピング、黄艶栄社長」 、日本は 「ジャパネットたかた、高田明社長」 、CEOフォーラムでは、 「日本通信販売協会(JADMA)会長、佐々木迅(QVC)社長」 という通販業界の重鎮の貴重なお話が聞けました。


分科会は、 「テレビ・カタログショッピング」 と 「インターネット・モバイルショッピング」 に分かれて、各5社のセミナーに参加しました。


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            分科会「テレビ・カタログショッピング」              

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                  CEOフォーラム


3ヵ国のアジアを代表する通販業界諸氏のご講演を聞き、各国の通信販売に対する考え方、取り組み方、表現方法が、大きく違うことが理解できて大変参考になりました。


例えば、韓国はテレビ番組に出演しているタレントが着ている洋服やドラマに出てくる商品をリアルタイムでテレビショッピングで販売したり、自分を映した大きな液晶の画面上で、自由に洋服の試着ができるようにして販売したりと、IT技術をふんだんに取り入れようとしていました。

中国は、まだ通販業界も始まったばかりなので、日本や韓国、アメリカといった国々からノウハウを吸収しながら、独自の販売方法を構築しようとしている段階ですが、広範囲にわたって様々な民族と文化に分かれた13億人というマーケットを持っているので、今後の動向が楽しみです。

日本の場合は、独自の商品づくりにサービスとこだわりを付加し、高田社長の説かれていた 『ことづくり』 の理念が入っているところに、他の二国と違う点で素晴らしさを感じました。


私なりの解釈ですが、テレビショッピングの神様が伝えたかったことは、利益を追求することよりも、その商品の使い方を考え、心の豊かさや生活の質を高めることが重要である。世代を超え、心の豊かさに結びつく 「驚き」 や 「感動」 、そして生活の質を高める 「安心」 と 「安全」 の新しい市場を創造するという 『ことづくり』 の大切さを考えた商品開発、 販売方法が重要になる。

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        テレビショッピングの神様と記念の2ショット


三国の講演を聞いて確信したことは、各国でお店に買い物に行くという行為と、インターネット・モバイル、テレビ、カタログ等の購入方法(支払方法)が様々にミックスされ、独自の新しい買い物文化が近い将来起きてくるということ。
そして、東アジアを中心とした日中韓の三国間で新たに融合され、進化し、本当の意味でのボーダレス、グローバル社会が訪れるということです。


韓国メーカーの商品を中国のテレビショッピングで販売している弊社グループも、今後の大きな 「買い物革命」 のうねりの中で、小さい日中韓ビジネスを経験しながら、今後も果敢に挑戦していきたいと思います。